19年1~6月の中国繊維品輸出額/主要国のほとんど落ち込む/香港向け2割減、米国は微減

2019年08月14日(Wed曜日) 午後3時58分

 【上海支局】中国紡織品進出口商会が、中国海関総署の貿易速報を基にまとめた紡織品と衣類を合わせた2019年1~6月国・地域別の中国繊維品輸出額は、上位10カ国・地域のうち、韓国(5位)とフィリピン(10位)を除く8カ国・地域が前年同期を下回った。「逃亡犯条例」の改正案を巡る混乱がエスカレートする香港は、22・5%も減った。米中貿易摩擦の影響が懸念される米国は1・6%減だった。

 ロシアと英国は、それぞれ11・7%、11・2%も減った。

 米国向けは、米中貿易戦争の影響を受け、2月と4月に前年同月を大幅に割り込んだが、5、6月の駆け込み輸出によって1~6月は212・26億ドルで、1・6%の落ち込み幅にとどまった。

 ただ、トランプ米大統領は1日、9月1日に衣類を含む中国からの輸入品ほぼ全て(3千億ドル分相当)に追加関税を発動すると発表しており、見通しは厳しい。

 中国から縫製を中心に生産移管が進むASEAN地域は、17年4・5%増、18年10・0%増と伸びを加速してきたが、19年1~6月は184・24億ドルでほぼ横ばいだった。うちベトナムは5・2%減の71・34億ドル。

 バングラデシュは6・3%減の32・83億ドルだった。日本は4・6%減の90・6億ドル。