TYSMインドネシア/糸・生地で違い打ち出す/差異化商材で業績拡大へ

2019年08月21日(Wed曜日) 午後3時38分

 【ジャカルタ=橋本学】豊島のインドネシア法人、TYSMインドネシア(ジャカルタ市)は違いを明確に打ち出せる原糸と生地の開発に力を入れる。

 インドネシア国内の素材メーカーと組んで環境負荷を低減した生地開発を現在進めており、日本向けを将来独占的に販売するような商流を模索する。豊島でしかできない商材によって差異化した商材、製品によって、日本向け、インドネシア内販向けの拡販、第三国輸出の拡大を加速させる。

 2019年1~6月の日本向け19秋冬衣料OEMは、カジュアル、スポーツウエアで苦戦した。カジュアルは、18秋冬の暖冬による売れ行き不振が影響した。スポーツも日本での市況が芳しくないため低調。

 堅調が続いているのがユニフォーム分野。主に製造・建築業向けの作業服のOEMを手掛ける。東京五輪に関連した建設需要増に合わせて、作業服の需要が増えているためとみられる。食品工場や医療機関で着用される白衣も順調。

 生地販売も売り上げを伸ばしている。日系企業に加え、近年現地の人材によるローカル企業への営業も強めていることがその要因となっている。裏地、シャツ地、パンツ地用途の生機の受注が増えている。

 TYSMインドネシアは今年、開設10周年を迎えた。日系商社として現地で展開するビジネスは原綿の輸出入、メーカーと共同での紡績糸や生地の開発、縫製品のOEMと幅広い。