蝶理インドネシア/繊維事業拡大へ/縫製品で増収確実

2019年08月23日(Fri曜日) 午後4時14分

 【ジャカルタ=橋本学】蝶理のインドネシア法人、蝶理インドネシア(ジャカルタ)の繊維事業の規模が拡大している。

 同社の売上高構成比は繊維55%、化学品45%で前期と変わらないが、2019年12月期は、今年1月に稼働した日系大手SPA向けの合弁縫製工場、マツオカインダストリーインドネシアの縫製品内販、アジア圏への輸出事業が加わるため増収が確実となっている。

 蝶理インドネシアの繊維事業は、日本で売られる衣料品用途の生地販売が8割、工業用繊維資材が2割。

 主力の生地販売では合弁染色加工場、ウラセプリマを強みとした高付加価値生地の供給量が拡大する。郊外店を展開するアパレルに向けたブラックフォーマルの販売が堅調なほか、20春夏に向けたカジュアルの受注も底堅い。最近ではユニフォーム用途で新たな顧客が増えている。

 ボリュームは大きくないが、中東民族衣装用生地も扱う。昨年まで在庫調整局面にあったことやサウジアラビアの現地人雇用促進政策などで商流が混乱し、市場全体が低迷していたが、今期は在庫が少なくなったとみられ、受注が回復しつつある。

 繊維資材分野は、インドネシアの経済成長に合わせて、産業用不織布、衛生材料、車両資材の需要が多方面で拡大。売り上げが年々増える傾向にある。