東洋紡インドネシア/機能樹脂が好調/車両用の需要増背景に

2019年08月22日(Thu曜日) 午後5時2分

 【西ジャワ州カラワン=橋本学】東洋紡インドネシア(TID、カラワン)の機能樹脂の加工・販売が好調だ。車両用部材に使われるもので、アジア圏での車両の売れ行き好調による。

 インドネシア国内の自動車販売台数は昨年に比べ勢いを欠くものの、同国からのアジア圏への車両輸出は好調で、引き続き車両用樹脂製部材の需要が活発。TIDの主要顧客である日系自動車メーカーにとって、インドネシア国内で部品を調達すれば税制面でもメリットを得られることもあり、TIDの樹脂事業に強い追い風となっている。

 繊維分野は主力のスポーツ衣料のOEMが不振で難しいかじ取りが続く。日本向けのユニフォーム分野は、ポロシャツなどニット製品を制服として採用する企業が増えていることから堅調。ビジネス・ドレスシャツ分野も布帛、ニットともに供給先のアパレルが順調に拡販を続けているため底堅い。衣料用で培った技術力を生かした車両用繊維資材の販売も自動車メーカー向けに順調。

 繊維事業では今後、日本向けのシャツ関連の受注を維持するとともに、編み立ての技術を強みとしたビジネス・ドレスシャツのインドネシア内販を強める。ユニフォーム関連では、企業用制服・学校体育衣料OEMの受注拡大、車両資材用途の編み地の安定受注により成長を模索する。

 TIDの繊維事業は、現地で編み立て・染色加工を手掛ける東洋紡マニュファクチャリングインドネシア(カラワン)と東洋紡グループの縫製工場、STGガーメント(バンドン)を活用した編み、加工、縫製までの一貫生産体制を強みに展開する。