UTID/売上高30%増めざす/インドネシア生産を高度化

2019年09月02日(Mon曜日) 午後3時59分

 ユニチカトレーディングインドネシア(UTID、ジャカルタ市)は2019年12月期に売上高前期比30%増を目指す。主力の日本市場向けスポーツウエア用途のニット地の拡販に力を入れる。日本生産の生地を現地に置き換えることで、販売機会の損失をなくし、同時に収益性を高める。

(ジャカルタで橋本学)

 これまで日本の北陸産地で作ってきた生地をインドネシア生産に移管することで、同産地のキャパシティー不足を賄いつつ、製造コストの改善にもつなげる。ユニチカが日本で生産する機能糸をインドネシアに輸出して現地の協力工場で生地する。

 UTIDは日本向けのスポーツニットが主力だが、インドネシアでのスポーツウエア用機能織物の開発にも取り組む。上半期は機能ポリエステル100%の生地7品番の高密度織物を試作、透湿防水素材「タフレックス」など4品番を本生産する見通し。日本産機能糸を現地に輸出、製織、染色して縫製地に送る。

 スポーツウエア用途の高付加価値生地の開発に加え、寝装分野の生地開発、現地での農業用不織布の輸入販売、特殊なユニフォーム糸の生産といった新たな領域も強化し、業容拡大につなげる。

 寝装分野では上半期に綿65%・ポリエステル35%の側地を試作、下半期には、中量産を目指す。今後、現地でのカレンダー加工も視野に入れる。羽毛布団の側地用のポリエステル100%高密度織物も試作中で、まずは生機の販売を模索する。

 資材分野では上半期に現地企業向けで葉物野菜などを虫による食害から防ぐスパンレース不織布の輸入販売がスタートした。ユニフォーム用の糸は日本では希少な低速回転の仮撚り機を使ったピンカリ糸で、これも北陸からインドネシアに移管して下半期から中量産する予定。