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GSIクレオス/鉱石練り込みナイロン展開/レッグウエア用途中心に

2019年09月06日(Fri曜日) 午後3時38分

 GSIクレオスは、天然の鉱石を練り込んだナイロン糸「キュアヘルツ」の本格展開を始める。熱吸収性や保温性に優れた独自開発の糸で、パンティーストッキングやタイツをはじめとするレッグウエア用途に提案する。今日6日まで東京都内で開催中の展示会で紹介している。

 キュアヘルツは、体温を吸収しやすく、温まりやすいといった特徴を持つ。レギュラーナイロンに比べると約15%保温性が高い(サーモラボⅡドライコンタクト法で測定)と言う。紫外線カット機能も付与した。糸種は78デシテックス/48フィラメント。台湾の協力工場で生産する。

 20秋冬物からレッグウエア用途で本格販売を始めるほか、リカバリーウエア分野などへの訴求も視野に入れる。国内のパンティーストッキング・タイツ市場は勢いのない状況が続いているが、「これまでとは切り口の違う新素材の投入で市場活性化につなげたい」と話す。

 キュアヘルツを展示している原料・製品合同展示会は東京都渋谷区の「スラック シブヤ」で、子会社GSIアブロス(東京都中央区)と共同で開催。GSIクレオスグループが保有する原料・糸から製品まで多様な機能に横串を入れて総合力を披露し、より幅広い層の顧客の需要を取り込む。

 展示会では、シャリ感や伸縮性が特徴のクレープ(楊柳、ちぢみ)をアウター向け生地や製品で展開する「シャリ」、スクワラン配合繊維とpH調整繊維を組み合わせた「パフレ」、アボカドオイルを使った「アボカドオイルレーヨン」、超高強力繊維「スペクトラ」などを並べている。