トーレ・インターナショナル・ベトナム/編み地や短繊維織物 拡大/縫製品との連動強める

2019年09月10日(Tue曜日) 午後4時9分

 東レインターナショナル(TI)のベトナム法人、トーレ・インターナショナル・ベトナム(TIVN)は今後、編み地や短繊維織物など調達生地の品種拡大に取り組むとともに、縫製品OEM/ODM事業との一貫体制構築を急ぐ。

(ホーチミンで吉田武史)

 同社は日本の大手SPAのベトナム縫製向けなど、生地の現地調達・現地供給が主要事業。2017年9月の営業開始以降、この機能を磨いて業績も拡大させてきた。今年度上半期(19年4~9月)売上高も前年同期比2倍近くと好調に推移した。

 若林茂社長は、「日本市場全体の悪さは感じるが、一方でバングラデシュやベトナムへの生産移管は進んでおり、現状はその商権を拾えている」と好業績の要因を説明する。

 これまでは合繊長繊維織物が大半だったが、丸編み地や短繊維織物の調達先を確保できたことも業績拡大に寄与した。今後も生地品種の拡大に取り組み、事業拡大につなげる。

 他方、今年4月には、TIのベトナム駐在員事務所で管轄していた縫製品OEM/ODM事業が、約50人のスタッフとともに同社に移管されてきた。今後は生地品種の拡大を、課題としてきた縫製品との連動強化にも活用する。

 将来的には法人自身が営業機能を高め、法人独自の商いを獲得することも狙う。そのため営業スタッフの採用も計画。生地調達機能や縫製品までの一貫供給機能に営業力をプラスして、内販や欧米など第三国向け開拓に臨む。