QTECベトナム試験センター/雑貨、産資も拡大対象/「対日以外」にも臨む

2019年09月10日(Tue曜日) 午後4時13分

 日本繊維製品品質技術センター(QTEC)のベトナム試験センターでは2015年10月の開所以来、試験・検査依頼が減ったことがない。ただ、繊維製品事業での対米活況の影響で対日縫製スペースの確保が難しくなりつつあることや日本市場の景況悪化を背景に伸び率は鈍化傾向という。この改善に向けて産業資材や雑貨検査の充実や機能性試験の拡充、対日以外の顧客獲得に力を入れる。

(ホーチミンで吉田武史)

 茂上和之所長によると、同地で連携する英国の大手検査機関、インターテックの知名度や信頼性も背景に、同センターへの試験・検査依頼は右肩上がりを続けている。衣料品関係はやや伸び率が鈍化傾向にあるが、今年はタオルや雑貨、靴といった衣料品以外のアイテムのほか、ポリエチレンシートや合繊ネットといった産業資材用途の試験・検査依頼が伸びている。

 今後も総じて依頼件数は伸びるとみており増員も検討しながら産業資材や雑貨関係の顧客アプローチを強める。機能性への注目が高まっていることを背景に今後は通気性や吸水速乾などの試験を、インターテックと協力して拡充していく。

 対日以外では「欧米向けを伸ばしたい」との意向。ただ、その際にはインターテックと競合する恐れがあるため慎重に進める。