台湾・儒鴻/1.7億米ドルでインドネシアに新工場

2019年09月25日(Wed曜日) 午後1時7分

 台湾のアパレル受託大手、儒鴻企業(エクラ・テキスタイル)は17日の董事会(取締役会)で、インドネシアに生地から衣類までを一貫生産する新工場を建設することを決定した。向こう3年間で約1億7千万米ドルを投じ、3段階に分けて建設を進める。新工場の完成後、衣類の生産能力は現在から約2割拡大する見通し。18日付「経済日報」などが伝えた。

 新工場は、まず衣類の生産ラインを2段階に分けて60本ずつ設け、最終段階で生地の生産ラインを設ける。

 月産能力はそれぞれ衣類が約200万着、生地が100万キロ(約300万~350万ヤード)。2021年第2四半期(4~6月)の稼働開始を予定している。

 羅仁傑・副総経理によると、インドネシアでの工場新設の目的は、生産拠点が集中することによるリスクの分散と、需要の拡大に応じるため。製造業の間では、米中貿易摩擦の影響でベトナムへの投資が進んでいるが、儒鴻は同国の人件費が上昇傾向にあるとして、インドネシアやカンボジアなどを視察。最終的にインドネシアでの投資を決定したとみられる。

 儒鴻は現在、ベトナムとカンボジアに衣類工場を計17カ所置き、月産能力は外注先も含めると最大で約1千万着。生地工場は台湾とベトナムに1カ所ずつ設け、月産能力は約1500万ヤードに上る。主要顧客は米ナイキやアンダーアーマー(UA)、カナダのルルレモンなどのスポーツ用品メーカーで、今年はこれら各社からの受注量が軒並み増えている。〔NNA〕