台北紡織展が開幕/地場大手のサステ素材充実/川上、川下の423社が出展

2019年10月08日(Tue曜日) 午後1時18分

 【台北=岩下祐一】台湾最大の繊維総合展示会「2019台北紡織展(TITAS)」が7日、台北南港展覧館で開幕した。「機能性、サステイナブル(持続可能な)、スマート繊維、スマート製造」の四つのテーマの下、12カ国・地域の423社が出展。欧米ブランドを中心にサステイナブル素材へのニーズが拡大する中、地場大手が同素材を積極的に打ち出している。会期は9日まで。

 同展はこれまで繊維原料、糸、織・編み物が中心だったが、今回展は副資材やアパレル製品OEM/ODM、繊維・縫製機械も充実し、総合展色が色濃くなっている。

 主催者の紡拓会(台湾の繊維産業団体連合会)によると、18カ国の100ブランド超のバイヤーが今回来場する。「ミズノ」や米アウトドア「ゴーライト」、英サイクルウエア「ラファ」、スウェーデンのスポーツ「ポック」など、初来場も少なくない。

 見どころは、地場大手が打ち出すサステイナブル素材。南緯実業の無水染色技術「エコ―ラー」や、力鵬の再生ナイロン繊維、原着糸などが注目されている。

 日系企業も台湾や香港法人を含め、7社、1団体が出展。初出展した富士紡ホールディングスは、ナイロン熱接着繊維「ジョイナー」をはじめとするフジボウ愛媛小坂井工場で生産する特殊な合繊などを訴求する。日系商社を通じた台湾の顧客への販売が伸びていることから、さらなる拡販の可能性を探っている。