田村駒〈上海〉紡織品/日本製トリコットの内販好調/華南市場の開拓に本腰

2019年10月10日(Thu曜日) 午後3時4分

 【上海支局】田村駒〈上海〉紡織品の生地中国内販は今年、日本製トリコットシャツ地「コンフィール」が好調に推移する。中国製カットソー生地「フィルジータ」も、細番手高密度タイプの布帛調を中心に健闘。両生地のさらなる拡販を目指し、華南エリアでの営業を強化していく。

 コンフィールは「3年間売ってきた成果が、今年実った」と劉健総経理は話す。大手メンズなどの顧客が価格競争力や品質、吸汗速乾、ストレッチ性などの機能性、生機備蓄による短納期対応などを評価し、採用を増やしている。「マーケットが悪い中、品質安定も採用のポイントになっている」(劉総経理)

 編み立て・染めの合弁工場や協力工場で生産するフィルジータは、高級感と高品質を売りにここ数年販売を伸ばしてきた。今年は伸びがやや鈍化しているが、細番手、40ゲージの布帛調など「他社が作れない差別化品は売れている」と言う。

 アパレル市況が悪化する中、今後は既存の華東市場に加え、広東や福建省の華南エリアの開拓に本腰を入れる。「華南にはメンズからレディース、スポーツまで元気な大手ブランドが集まっている」。布帛調のフィルジータを武器に、こうした大手への提案を加速する。