中国・繊維アパレル企業の19年上半期業績(5)/化繊/ナイロン、レーヨンが苦戦

2019年10月16日(Wed曜日) 午後4時58分

 中国の化繊企業24社(ポリエステル11社、ナイロン3社、レーヨン7社、スパンデックス2社、ポリビニルアルコール1社)の2019年1~6月業績は、ポリエステルがまだら模様、ナイロン、レーヨンが苦戦した。世界経済の冷え込みで最終製品が振るわなかったことや、過剰生産による価格競争の激化で収益性が悪化したことなどの影響を受けた。

 国家統計局が発表した一定規模(年商2千万元)以上化繊企業の1~6月利潤総額(利益総額)は、前年同期比23・0%減の133億4441万元だった。利潤総額を品目別で見ると、ポリエステルは58億3687万元で37・7%減った。ナイロンは18・5%減の16億5288万元。レーヨン短繊維はほとんどの企業が赤字だった。

 ポリエステル企業で売上高がトップだった恒力石化は、高純度テレフタル酸(PTA)とポリエステル繊維の利益率が高まったことなどが影響し、売上高が前年同期比60・0%増の423・33億元、純利益が113・6%増の40・21億元となった。

 パラキシレン(PX)からPTA、PET、ポリエステル関連製品まで一貫生産する栄盛石化は、売上高が5・3%増の394・92億元だった一方、純利益は10・46億元で8・7%減った。

 ポリエステル長繊維大手で、民生用の生産、販売量トップの桐昆集団は、売上高が246・33億元で31・9%増えたが、純利益は13・9億元で2・2%の伸びにとどまった。

 ナイロン大手で、ナイロンチップやフィラメント、複合材料などを生産する新会美達は、減収・大幅減益だった。

 レーヨン短繊維の澳洋健康は、純損失が1・89億元で、前年同期の0・20億元の黒字から赤字に転落した。

 南京繊維も0・07億元の赤字だった。前年同期から赤字幅を0・02億元拡大した。

(上海支局)