中国・繊維アパレル企業の19年上半期業績(8)/製品OEM、織布・編み立て/おおむね好調な業績

2019年10月23日(Wed曜日) 午前11時36分

 製品OEM8社と織布・編み立て4社の2019年上半期業績は、おおむね好調だった。米中貿易摩擦などによりサプライチェーンの不確実性が高まる中、大手アパレルが生産を大手サプライヤーに集約していることが背景にありそうだ。

 生地からの一貫でニット製品を手掛けるOEM世界最大手の申洲集団は、2桁%成長を維持した。売上高は前年に比べ12・2%増の102・80億元、純利益は10・9%増の24・16億元だった。ベトナムを中心に、海外での生産能力を高めたことが奏功した。

 主な製品別売上高は、世界的なスポーツ市場の好調の追い風を受け、スポーツが73・69億元で18・6%増えた。カジュアルは23・74億元で9・7%増。一方、インナーは35・8%減り、4・59億元だった。市場別は、中国が32・23億元で23・1%増、「その他」が22・29億元で12・7%増、米国が15・32億元で19・3%増、日本が15・51億元で8・6%増だった。半面、欧州は17・44億元で5・8%減った。

 シルク素材の衣類や生地を生産する嘉欣絲綢は、売上高が10・3%多い17・45億元、純利益が14・5%増の0・79億元となった。米中摩擦の中で、米国向けも7%強増やした。最大の衣類の売上高は、7・94億元で11・4%増えた。

 無縫製インナーと、靴下を手掛ける健盛は、純利益が30・1%増の1・44億元だった。人民元安やベトナム生産の拡大、無縫製インナーの利益率が良好だったことなどで実現した。事業別売上高は、無縫製インナーが2・93億元、靴下が5・25億元で、それぞれ主要顧客との取り組みを拡大した。

 先染め織物メーカー最大手で、シャツ縫製も手掛ける魯泰は、売上高が31・85億元で2・9%減ったが、純利益は4・11億元で9・0%増えた。主なアイテム別売上高は、織物がほぼ横ばいの23・34億元、シャツ製品も6億元で横ばいだった。主な市場別は、東南アジアが12・3%増の8・54億元、日韓が7・2%増の2・27億元だったが、欧米が5・80億元でほぼ横ばいだった。

(上海支局)