台湾の東和紡織/工場の高度化を推進/機能糸の割合50%へ

2019年08月27日(Tue曜日) 午前11時58分

 【台北=岩下祐一】台湾の綿紡績大手、東和紡織が、台南市の工場の高度化を進めながら、一般的な綿高率混(CVC)から機能糸へのシフトを進めている。今年は生産量全体に占める機能糸の割合を5割にまで引き上げる構えだ。中国やベトナムの工場との競争が激化する中、高度化で生き残りを図る。

 今年は、工場の高度化に向けた施策を矢継ぎ早に打ち出している。研究開発センターを設立し、抗ピリング加工の強度や国内外の複合素材を使った混紡、超細番手、環境配慮型などの商品開発を推進。工場のスマート化も進め、製品の品質安定と生産工程における無駄の削減に取り組む。

 ここ数年力を入れる一般的な綿高率混(CVC)から機能糸へのシフトは順調に進んでいる。「6万錘のうち、既に2万5千錘が機能糸だ。今年年内にこれを3万錘にまで増やしたい」と張嘉亨総経理は話す。

 同社の工場は、小ロット・多品種生産を強みとし、1カ月に70~80品目を生産している。日本の素材メーカーとのコラボレーションにも積極的で、2年前からそのコラボを生かし、日本市場の開拓に取り組んでいる。