「パンテキスタイルフェア大阪2019」/出展企業ピックアップ(10月30、31日、大阪OMMビル2階C&D展示ホール)後

2019年10月25日(Fri曜日) 午後4時48分

〈「コーデュラ」のニット生地/優聚企業〉

 スポーツ、アウトドア向けの機能性ニット生地のコンバーター。日本市場に合う、ハイクオリティーの商品を近年拡充している。

 今回展では高強力ナイロン「コーデュラ」を使ったニット生地=アウトドアのパンツ地として提案▽トレーニングウエアとカジュアルウエア向けのハイゲージニット▽リサイクルポリエステル使い――を前面に打ち出す。アウトドアやヨガウエアを手掛けるブランドや商社の開拓を目指す。

 同社は、台湾の協力工場(編み立て約20軒、染色加工10軒)で生産している。欧米の中堅スポーツ、アウトドアブランドがメイン顧客で、アウター用途のハイゲージニットやヨガウエア、パンツ用途のスパンデックス使いを得意とする。

〈保温のトリコット生地/毓達実業〉

 台湾に布帛、丸編み、経編みの協力工場や出資工場を有し、さまざまな生地を取り扱っている。

 出展の目玉は、今年新たに開発した水溶性糸を使った4ウエーストレッチの丸編み地=ポリエステル86%・ポリウレタン弾性繊維14%で、高い通気性が特徴。スポーツやカジュアルブランドのTシャツやジャケット向けとして提案する▽保温と通気性に優れたストレッチ性の高い特殊繊維を使ったトリコット生地=健康産業のインナーやソックス向けとして提案する。

 同社の主要顧客は、欧米のメガスポーツブランドやSPAブランドで、ベトナムやスリランカの指定縫製工場への輸出が増えている。今後は健康産業向けのトリコット生地を事業の第2の柱に育てていく。

〈竹炭加工の羽毛製品/庭鋒企業〉

 機能性羽毛メーカー。2001年に創業しニット製生地の貿易を手掛けてきたが、09年台湾・新北市にダウン加工工場を設け、機能性ダウンの生産に参入した。現在の売り上げ比率は、機能性ダウンとニット製生地が半々。

 今回は、新開発した竹炭の超微細な粉末を練り込んだ「竹炭ダウン」ををアピールする。フィルパワー値は800以上。蓄熱や昇温、抗菌、吸湿、抗菌抑臭のほか、遠赤外線効果による血流循環の促進効果など、豊富な機能性を持っている。ダウン布団向けとして提案する。

 機能性羽毛の顧客の国別割合は台湾60%、日本10%、欧米30%。日本は、商社経由の商売が多い。

〈コンベアベルト向け素材/三五紡織〉

 アパレルなどの民生用と産業資材向けの紡績企業。

 今回は、コンベアベルトに使用される特殊な生地を訴求し、日本のコンベアベルトのゴムメーカーの開拓を図る。

 米中貿易摩擦の影響を受け、中国のコンベアベルトのゴム生産者が淘汰(とうた)される中、欧米のコンベアベルトメーカーが日本と台湾のゴムメーカーからの購買を増やしている。これを商機と捉え、昨年から日本の展示会でアピールを始めた。

 同社は1969年創業で、レーヨン紡績として発展してきた。現在は、魚のうろこ由来のコラーゲンを原料とする機能素材「美肌繊維(ウモーアフィル)」のレーヨン糸や、精製セルロース繊維「テンセル」リヨセルを使った高付加価値の糸の生産がメイン。

(おわり)