パンテキスタイルフェア大阪/エコと高機能が目白押し/今日までOMMビルで

2019年10月31日(Thu曜日) 午後4時43分

 台湾の繊維企業が環境配慮商材や高機能生地を披露、商談し、対日ビジネス拡大に臨んでいる。今日31日まで大阪市中央区のOMMビルで開かれている紡拓会主催の「パンテキスタイルフェア2019」には近年最多の58社が出展、初日午前中から大勢のバイヤーでにぎわった。

 初出展の中統裡襯は裏地を中心とした織布工場。創業40年の歴史を持ち、今では貿易会社としても実績を積むが、間接的な採用は多いものの直接的な対日実績はまだない。帽子やインテリア製品、衣料品の裏地を製造し、高い熱融着性と耐久性を備えるオンリーワン素材も開発する。時流を捉えて環境配慮商材もそろえた。主に手芸用途を狙い、「品質で中国製に負けない自負がある」と対日販路開拓に臨む。

 紡織の富勝紡織股フンは3回目の出展。台湾で初めてペットボトル再生ポリエステルを開発、生産するメーカーで、対日も多い。輸出では特に、エコ意識の高い欧米向けが順調に拡大しているが、「日本でも(エコ意識が)高まってきているので拡販に期待したい」として、商談に力を入れる。

 尚益染整加工股フンはパンテキスタイルフェア大阪3回目の出展で、今年4月に開かれた同東京展にも参加した。海外企業としては初めて防汚、制菌の2種でSEKマークを取得したことでも知られる染色加工場で、日本の大手スポーツブランドと取引がある。今回展では再生ポリエステルや同ナイロンに独自加工を施したエコロジー生地や、フッ素フリーでありながらも高い撥水(はっすい)性を持つ生地を訴求している。