アシックスチャイナ/「双十一」で中国開発品訴求/アリババと協力し開発

2019年11月12日(Tue曜日) 午前11時36分

 【上海支局】アシックスの上海法人、亜瑟士〈中国〉商貿(アシックスチャイナ)は、アリババ集団が11日に実施した「Tモール」の大型セール「双十一(ダブルイレブン)」で、中国市場向けに開発した「アシックス」ブランドのシューズを前面に訴求した。今年1月に新設した「中国本部」がアリババ集団と協力して初めて開発した商品で、今年8月から双十一に向け、プロモーションを強めてきた。

 同社は、従来のグローバルの商品ラインアップに中国市場に特化した商品を加えることで中国内販を加速するため、中国本部を設立した。

 今回の新商品は、街歩き用を中心に15アイテムをラインアップ。アリババ集団と組んでデザインについてユーザー調査を実施するなどし、開発した。

 ネット通販限定で8月に販売を始めたところ、「おしなべて受け入れられている。双十一前に売り切れたアイテムもある」と西脇剛史・アシックス取締役は話す。

 来年は中国向け商品のアイテム数を増やし、実店舗とネット通販の双方で拡販していく。

〈スポーツ支援の基金設立〉

 同社は8日、上海市内で「サマランチ・アシックス向陽基金」の設立式典を開いた。

 同基金は、同社と国際的なスポーツ財団、サマランチ・スポーツ発展財団が共同で設立したもので、スポーツを通じた中国の青少年の健全な成長を支援していく。最初のプロジェクトとして、「中国サッカー選手権大会」(教育部中学・高校生体育協会主催)を支援することが決まっている。