上海新世界大丸百貨/19年売上高 20億元射程に/3割弱増収と伸び加速

2019年11月15日(Fri曜日) 午後1時11分

 【上海支局】J・フロントリテイリングが運営支援する高級百貨店、上海新世界大丸百貨は、2019年売上高の20億元越えを射程に収めた。1~10月売上高は前年同期に比べ27・8%増で、前年同期の伸びから4ポイント加速。化粧品が絶好調で、売り上げを押し上げた。グループ会社で、同じ人民広場・南京東路商圏にある上海新世界城が、3月から全面改装に入ったことも、売り上げの伸びに影響しているようだ。

 化粧品の店舗は今年10月、約60ブランドになった。「有名ブランドがほぼ出そろった。来年は(化粧品売り場がほぼ完成したことで)売り上げの伸びがさらに加速しそうだ」と岡泰志店長は話す。化粧品の売上高は5割強で伸びており、通年で約5億元になる見通し。

 入店客数も増加を続けている。春節があった2月を除く月間平均入店客数は120万人以上で、18年に比べ2割多い。7月は過去最高の145万人を達成した。

 カード会員数は年末に50万人弱になるもよう。会員の売り上げ構成比は、6割強で推移している。

 周辺では再開発が始まる。地元政府は今年9月、同店の目の前の南京東路を今年12月に歩行者街に変え、その周辺を高級ショッピングエリアとして開発していくと発表した。同店にとって追い風になりそうだ。