19年1~9月の中国化繊企業/生産は12%増/利潤総額が大幅減

2019年11月20日(Wed曜日) 午後5時22分

 【上海支局】中国化学繊維工業協会のまとめによると、中国の2019年1~9月の化繊生産量は、4419万6300トンで前年同期に比べ12・0%多かった。川下の需要が鈍化し、市場価格が下がったことで、一定規模(年商2千万元)以上の化繊企業の利潤総額は、大幅に減った。

 品目別の生産量は、ポリエステルとレーヨンがそれぞれ12・8%、13・4%で増えた半面、レーヨン短繊維の伸びは4・4%にとどまった。レーヨン長繊維とビニロン、アクリルはともに前年同期を下回った。ポリプロピレンとスパンデックスは微増にとどまった。

 化繊の19年1~9月輸出は361万トンで、9・0%増えた。伸び率は前年同期に比べ、1・2ポイント加速した。

 ただレーヨン短繊維は4・7%減った。中でも米中貿易摩擦の影響を受ける米国向けが、32・0%も減少した。米国は、レーヨン短繊維の三大輸出先の一つ。

 一定規模以上化繊企業の売上高は6398億元で4・0%増えたが、利潤総額は202億元で29・1%減った。赤字企業の損失額は67・3%増えた。売上利益率は3・2%で、1・5ポイント悪化した。