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モリリン/原着で5千色、小口対応も/来年9月めどに供給開始へ

2019年11月21日(Thu曜日) 午前11時5分

 モリリンは来年9月をめどに、5千色展開の原着ポリエステルの供給を始める。不安定だった色の再現性といった課題も解決したほか、染色工程を経ないため環境への負荷軽減も図った。小ロットにも対応し、カーシートなどの産業資材向けだけでなく、ワーキングやメディカルといったユニフォーム向けにも訴求する。

 原着は原料段階で着色するためロットが大きくなりがちだった上に、色の再現性が安定しにくいといった課題もあったが、「当社の技術を投入した小回りが利く生産背景を生かした」(山田敏博・繊維資材グループ統括部長)ことでこれらの課題をクリア。1色500㌔からの小ロットでの展開が可能で、広範な顧客のニーズに対応する。

 原着は既に色が着いており、大量の水を必要とする染色工程を省くことができる。そのため、サステイナブル(持続可能な)素材の一つとして世界的にも注目されている。

 同社ユニフォーム事業の2020年2月期の業績は増収微増益を見込むが、今後のユニフォーム業界は厳しいとみる。「ユニフォーム商品も多様化しているため、それに対応できるようにしないと勝ち残れない。素材からの提案を強みとする当社にしかできないものを考えた時にそれが原着だった」と語る。