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シキボウ/“外・外”販売拡大へ/ベトナム事務所開設で営業支援

2019年11月22日(Fri曜日) 午前11時2分

 シキボウは、ベトナム・ホーチミンに事務所を開設する。現在、開所手続きを進めており、2020年2月からの活動開始を計画する。繊維事業がベトナムの協力工場で生産する綿糸の販売が拡大しており、事務所開設で営業支援体制を強化し、日本向けだけでなく海外販売など“外・外”ビジネスの拡大を目指す。

 同社はこれまで、ベトナムの協力工場で綿糸の委託生産を拡大させてきた。技術指導をシキボウが行うことで定番糸だけでなく特殊精紡交撚糸や強撚糸、混紡糸など高付加価値糸の生産も可能になっており、販売も拡大が続く。このためベトナムを中心としたASEAN域内での販売を一段と拡大するため、ホーチミン事務所の開設を決めた。

 ベトナムで生産する糸は日本で販売するもののほか、日本向けの生地・製品向けも多い。この場合、製織・編み立て・縫製などはASEAN域内で行い、糸の供給先もASEAN域内が多い。このため「重要性が増す現地でのオペレーション組み立てを支援することが現地事務所の役割になる」(加藤守上席執行役員繊維部門長)。

 これにより生地・製品での最終仕向け地が日本向けの販売だけでなく、ASEAN域内の最終消費に向けた糸販売拡大にも取り組む。ベトナムの協力工場で生産する糸だけでなく、インドネシア子会社のメルテックスが生産する糸や、グループ会社である新内外綿のタイ子会社であるJPボスコがタイの協力工場で委託生産する糸も加え、ASEAN域内での糸販売拡大を目指す。