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「上海テックス」の日系出展者/高付加価値化の支援訴求/逆風の中で内販まだら模様

2019年11月27日(Wed曜日) 午前11時37分

 【上海支局】25日から開かれている「第19回上海国際紡織工業展覧会(上海テックス2019)」では、プリンターや材料などの日系メーカー約10社が出展し、高付加価値化を実現する製品を訴求している。景気減速で設備投資意欲が鈍化し、競合ローカルメーカーの攻勢も強まる中、各社の中国内販はまだら模様だ。会期は28日まで。

 リコーは、インクジェット(IJ)プリンターとアパレル生産のワークフローシステムを参考出品。システムとのセット導入で業務を効率化できることや、排水を出さない顔料プリントであることを訴えている。(2面参照)

 コニカミノルタは、ダイレクト式の高速機「ナッセンジャー10」を出展。高速機による生産性の向上を訴求している。

 東伸工業は、Tシャツや靴下用のインクジェットプリンター「ギンガ」と、フラットスクリーンとインクジェットの利点を組み合わせた「iugo」をアピール。iugoは、中国では地元や欧州プリンターメーカーの価格攻勢を受け、数台の導入にとどまっている。

 福原産業貿易は伊藤忠システックの現地法人、騰新機械〈上海〉のブースで、シングルニットの最新高速機などをパネル展示。今年の内販は、中小企業向けは厳しいが、大手は設備投資に積極的で、前年に比べ横ばいで推移する。

 村田機械は、渦流精紡機「ボルテックス」と自動ワインダーを出展している。今年はボルテックスが好調で、新規開拓に力を入れるポリエステル紡績向けや大手レーヨン紡績向けが伸びている。

 化繊ノズル製作所は、高付加価値糸を生産できるノズルを出展。海島型から割繊型、芯鞘型までさまざまな断面のラインアップを紹介する。ローカルノズルメーカーの台頭などもあり、今年の内販は好調だった14、15年に比べ鈍化している。