日鉄物産〈中国〉/市況悪化も内販踏ん張る/19年1~10月は増収

2019年11月29日(Fri曜日) 午後1時26分

 【上海支局】日鉄物産〈中国〉の繊維部門の中国内販向け製品OEM/ODMは2019年1~10月、前年同期に比べ増収だった。アパレル市況は悪化しているが、ベテランのナショナルスタッフが力を発揮し、「何とか伸ばせた。数字への意識が強くなっている」(吉村実副董事長)。スタッフの育成を続け、来年以降も内販拡大に取り組む。

 アパレル市況は昨年後半から低迷し、今年はこれまで好調だった高級レディースも苦戦するところが目立つ。同社の顧客も市況悪化の影響を受けている。ただ、昨年からはじまった地場大手スポーツブランドとの取り組みなどを拡大させ、一部顧客向けの落ち込みをカバーしている。

 来年も内販向けOEM/ODMの増収を計画するが、予断は許さない。市況の悪化に加え、販売チャネルのネット通販へのシフトなど、アパレル市場は大きな変化の時を迎えているからだ。「ビジネスモデルを変えていかないと今後の成長はないだろう」と吉村副董事長は話す。

 こうした中、ナショナルスタッフの育成に引き続き取り組み、新しいビジネスモデルを模索していくナショナルスタッフ中心の組織を作っていく。