台湾・紡績の宜進/台南工場売却、不動産強化へ

2019年11月25日(Mon曜日) 午後4時43分

 紡績や不動産事業を手掛ける台湾の宜進実業はこのほど、シルク加工を行っている台南市の工場を売却する方針を発表した。2020年1月1日で生産停止する。工場の売却額は16億400万台湾㌦、売却益は5億5千万台湾㌦を見込む。宜進実業は今後、不動産事業を強化する方針。「中央通信社」などが伝えた。

 台南工場は近年、赤字が続いていた上、設備の老朽化が進んでいた。宜進実業はシルク加工の粗利率が低いことや、これ以上のコスト削減が難しいことを踏まえ、工場売却を決断した。

 台南工場の売上高が宜進実業の売上高全体に占める割合は15%程度。宜進実業は一時的に売上高が落ち込むものの、工場閉鎖で損失の拡大を防げ、増益が見込める。

 宣進実業は今後、主な紡績事業を子会社に委ね、不動産事業を強化する。宣進実業は過去3年で不動産事業に90億台湾㌦を投資しており、年間の賃貸収入は2億台湾㌦以上になる。〔NNA〕