サンウェルの上海法人/再攻勢の体制整える/19年は増益の見通し

2019年12月02日(Mon曜日) 午前11時48分

 【上海支局】サンウェルの現地法人、燦日泉〈上海〉貿易が、再攻勢の体制を整えつつある。在庫の圧縮や、利益率の低い商売をやめるなどしたことで財務体質が改善し、今年は売上高がやや苦戦するものの、前年に比べ増益になる見通しだ。来年は中国内販の拡大に向け、アクセルを踏む。

 今年は営業スタッフの不足に悩む一方、「来期に向け、良い体制ができつつある。2、3年で売り上げをピーク時に持っていきたい」と平岡克之総経理は話す。

 同社の最盛期は12年ごろで、当時は中国品の日本向け販売がけん引役だった。今後は内販の拡大により、当時の売上高を超えることを目指す。

 中国のアパレル市況は悪化しているが、「インターテキスタイル上海アパレルファブリックス2019秋」の同社ブースの来場者数は過去最高を更新し、新規顧客の開拓も順調に進んでいる。

 こうした中、中国製の備蓄品の拡充に再度取り組む。ここ数年は中国市場の高度化に対応し、定番品を中心に中国品を減らしてきた。「品番数はピークの7掛けくらいになっている」(平岡総経理)。来年は合繊複合生地を中心に、中国市場のニーズに合った高付加価値品を増やしていく。

 同社の中国品と日本品の割合は7対3。来年以降はタイや韓国から仕入れた生地も積極的に取り扱い、内販の幅広いニーズに応えていく構想を持つ。