メーカー別 繊維ニュース

スタイレム/総合力を生かし製品伸ばす/顧客と一緒に利益を

2019年12月19日(Thu曜日) 午前11時22分

 スタイレムのガーメント事業部は、生地を含めた総合力を軸に製品ビジネスを伸ばしている。顧客の多様な要望に応じられるよう、中国やインド、日本などでの生産に加えて、インドネシアでの一貫生産オペレーションも始める。顧客との話し込みや連携を一層深め、「互いに利益を確保できる体制」をつくる。

 同事業部は婦人をメインに、紳士やタオル・雑貨など幅広いアイテムで製品ビジネスを展開している。日本国内だけでなく、海外の拠点を活用して取り組みを広げているが、売り上げ規模を追い掛けるのではなく、中身(利益)重視の視点で事業を推進しており、「今後もその姿勢は変わらない」と強調する。

 前面に押し出すのは総合力だ。5年前はほぼ中国で生産していたと言うが、現在は中国を主力に、日本、ASEAN地域、インドなどの多様な国・地域でオペレーションが可能な体制を構築した。インドでの一貫生産が成果を上げ、これからはインドネシアの拠点を使ったビジネスを増やす。

 インドネシアでは合繊を使った生地の扱いがメインになるが、バンドンに事務所を設けるなど、取り扱う生地の開発・高度化に力を注ぎながら製品一貫生産体制を整えていく。「ブラウスやセットアップなどにアイテムを広げていきたい」と話す。

 顧客とウイン―ウインの関係を築くとし、セレクト系のほか、ネット販売を中心とする企業などとの連携は深化・拡充を図る。セレクト系とのビジネスは増加傾向にあり、日本での生産も目立っている。

〈初の製品総合展を開催〉

 スタイレムは、アパレル、雑貨からギフト商品まで、幅広いアイテムが一堂に会する初の製品合同展「YATTEMI展(やったことないことやってみてん)」を今日19日まで東京都品川区の「B&C HALL(寺田倉庫)」で開催している。約350点の製品が並ぶ。

 盛り上がりを欠くファッション市場を元気にしたいという思いで企画し、営業・企画・生産管理・事務などさまざまな役割を持つ社員が顧客を迎える。ウェブサイトの世界を再現した「ノゾキミ エリア」や鏡の世界でモノクロームファッションを提案する「ミラー エリア」といったゾーンを設けている。

 紳士アパレルの「クロスクローゼット」やバッグの「アンカーコンパウンデッド」、ギフトタオルなどの自社ブランドもそろえる。