上海梅龍鎮伊勢丹/美、食、日本を切り口に改装/19年売上高 ほぼ前年並みに

2019年12月25日(Wed曜日) 午前11時58分

 【上海支局】三越伊勢丹ホールディングスのグループ会社、上海梅龍鎮伊勢丹百貨の2019年売上高はほぼ前年並みにとどまるもようだ。昨年から始めた大型改装の影響を受けた。来年春までに「美」「食」「日本」を切り口にした改装にひと区切り付け、“リアル店舗の価値”を高めることで、再攻勢を図っていく。

 今回の改装の目玉は、2階の化粧品の自主運営フロアだ。日本の美容器具を中心とした物販と、ボディーメークなどのサービスをそろえ、美しくなりたい女性のニーズに応える売り場を目指している。「既に20代後半から30代前後の新しい顧客が来店している」と工藤卓巳総経理は話す。

 中国ではネット通販の浸透で、一般的に実店舗の物販が厳しい一方、レストランがにぎわっている。こうした中、今回の改装でも飲食の拡充に重点を置いている。今年は、カフェとレストランの新店をオープンした。

 改装は来年春に一段落するが、「リアル店舗が勝つには進化し続ける必要がある」(工藤総経理)ことから、リアルの価値を高める取り組みを続けていく。