GSIクレオス上海法人/アウター生地 内販加速へ/工業製品の拡販も狙う

2020年01月07日(Tue曜日) 午後5時9分

 【上海支局】GSIクレオスの中国子会社、科立思管理〈上海〉は2020年、日本製原料を使ったアウター用合繊生地の中国内販を加速する。19年から力を入れる工業製品の販売にも引き続き重点を置く。19年の通年業績は増収、微減益になる見通しだ。

 同社の事業別売上高の割合は、インナー、レッグウエア製品の内販向けOEM・ODMが5割、アウター、インナー用生地などの繊維原料が4割、工業製品が1割。19年はアウター生地と工業製品が健闘したが、OEM・ODMが景気減速の影響を受け、芳しくなかった。

 昨年注力したのが、工業製品の内販。塗料の架橋剤と食品の包装用フィルムを中心に、新規開拓で成果を上げた。環境への関心が高まっていることから、「今年は再生樹脂など環境配慮型の原料の拡販も狙っていく」と井塚正行董事長は話す。

 繊維原料は、アウター用生地の地元コンバーターへの販売が伸びている。日本独自の差別化したわたを輸入し、現地の協力工場で紡績、織り・編み立て、染色を行う独自生地で、光沢感やドレープ性が顧客から評価されている。

 20年はこの生地を使った製品OEM・ODMも始める計画がある。内販を軌道に乗せながら「グループ会社と連携し、第三国への輸出にも挑戦していきたい」(井塚董事長)と言う。