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オンワード樫山「ICB」/トップス&ボトムを拡充 EC予約販売でロス削減

2020年01月16日(Thu曜日) 午前11時26分

 オンワード樫山の婦人服「ICB」は20春夏のMD戦略として、トップス&ボトムのバリエーションを広げて、セット率の向上を図る。トップスは素材やデザインを拡充し、少なかったボトムの品ぞろえを増やす。奇麗めカジュアルも強化する。在庫を低減するネット通販(EC)予約販売にも注力する。

 4月店頭は「新生活を始める人が多く、買い足し需要を捉える」。その一つが、ジャケットレスのセットアップ。キュプラコットンのブラウスと長めのスカート、和紙コットンのニットのツーピースといった組み合わせである。トップスは従来合繊ブラウスが多かったが、素材やデザインなどを拡充した。

 中旬は薄いジャージーのタックスカート、リネン混のジャケットとショートパンツ・スカートの組み合わせを。下旬には透け感のあるリネンニットとカラータンクトップで、初夏らしいレーヤードを打ち出す。肌触りの良いソフトツイルのブルゾン&オールインワンのセットアップなど、奇麗めカジュアルのMDも強化する。グラフィックデザイナーの伊藤心氏とのコラボTシャツも展開する。

 5月はジャージーながら仕立て映えがして、きちんと感のあるライトジャケットを提案。ブラウス・パンツのセットアップにニットの着流し羽織物を合わせた3ピースは1トーンで表現する。清涼感のあるドライタッチなロングカーディガンも。20春夏は「素材の軽さと透け感が重要」とみる。

 同ブランドはECの予約販売も好調だ。これまでEC販売の10%強ほどだったが、一部アイテムには予約が25%を占めるものも出てきた。「予約販売のため、生産も期中対応でき、在庫ロスを削減できる。商品を選びやすく、店舗のあることが、顧客の安心感にもつながっている」と言う。EC化率30%を目指しているが、EC予約販売はブランドの採算性向上にも寄与しそうだ。