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旭化成「ラムース」/米子会社と一体運営強化/欧以外に米・中・韓拡大

2020年01月20日(Mon曜日) 午後4時49分

 旭化成は人工スエード「ラムース」で、米国子会社の自動車内装材製造大手、セージ・オートモーティブ・インテリアズ(以下、セージ)との「一体運営をさらに強化」(中嶋康善不織布事業部長)し、欧州に加えて米国、中国、韓国の自動車内装材向けを拡大する。

 既にセージと連携した米国での仕上げ加工品の現地販売が順調に拡大している上、中国加工による中国販売や韓国向けの供給もスタートした。今後も再生ポリエステルを原料とし、水系ポリウレタンを使うなど環境配慮型である点を訴求しながら欧州やその他への輸出拡大を図る。同時にビーガン(完全菜食主義)の高まりに伴う動物愛護の動きから天然皮革代替需要の増加にも期待する。

 自動車内装材以外でも「エコロジー、サステイナビリティー(持続可能性)の意識が高まる中で、特に欧州ではファッション雑貨からの引き合いが強まっている」とし、意識の高い欧州メゾンのファッション雑貨向けでも「定番的に流れる商材であれば」拡大する考え。

 ラムースは生産量の約80%強が輸出で、セージとそのグループ企業でイタリアの染色コンバーターであるミコと連携したカーシート地などの自動車内装材向けが占める。

 生産能力は昨夏の3号機増設によって、約6割増の年1千万平方メートルに拡大したが、2021年度下半期にはさらに4号機(400万平方メートル)の増設を明らかにしている。