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伊藤忠商事/新たな取り組み呼び掛け/北陸藤花会の新年会開く

2020年01月23日(Thu曜日) 午前11時30分

 伊藤忠商事が北陸地区の繊維関連取引先と設けている北陸藤花会・若藤会の合同新年会が21日に金沢市内のホテルで開催された。

 伊藤忠商事の諸藤雅浩常務執行役員繊維カンパニープレジデントは懇親会の挨拶の中で、順調な事業として「コンバース」やユニフォーム子会社のユニコ、中国子会社などを挙げた。この中で特に中国での事例を挙げながら、「中国の人はいろいろなことにトライする」と成功要因を分析。北陸藤花会にも新たな取り組みを呼び掛けた。北陸とは特にサステイナビリティー(持続可能性)での取り組みを重視し、「根幹となる素材の部分で藤花会に期待している」と話した。

 懇親会前には、中島精也氏(福井県立大学客員教授・丹羽連絡事務所チーフエコノミスト)による「2020年の内外情勢の展望」をテーマにした講演会が行われた。

 中島氏によると、リーマンショック以降は各国とも新たな財政・金融政策が出にくくなっている中、「リスクが顕在化しなければ、経済成長率は米国が2%前後、欧州と日本が1%前後の形は変わらない」。ただ、20年は「リスクが高い年」とし、グローバルリスクに備えることが重要となる。

 リスク要因にはまず「米国の大統領選挙とトランプ外交」があり、特にイラン、北朝鮮、中国との関係を挙げた。このほか、「減速する中国経済」「分断する欧州情勢」などがリスク要因となる。