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オーミケンシの上海法人/フェースマスク向け再攻勢へ/差別化レーヨンの提案加速

2020年01月31日(Fri曜日) 午後4時44分

 【上海支局】オーミケンシの現地法人、近絹〈上海〉商貿は今年、フェースマスク向け機能レーヨンの中国内販で再攻勢をかける。メイン商材の備長炭成分を練り込んだ「紀州備長炭繊維」に加え、新たな差別化品の提案に力を入れる。アパレル向けは、新規開拓を強める。

 フェースマスク向けの紀州備長炭繊維は、高級フェースマスク市場が景気減速を受け落ち込んだことから、2019年は苦戦した。一方、顧客のコンバーターは、同業他社との競争が激しくなる中、新しい商材を求めている。そのため、今年は超極細レーヨン「レイトス」などの差別化素材の提案に重点を置く。

 国内外のメーカーの素材との複合による拡販や、顧客のニーズに合わせたオリジナル素材のバイオーダーによる受注など、新しい取り組みにもチャレンジし、挽回を図っていく。

 インナーを中心としたアパレル向けは、新規顧客の開拓が徐々に進んでいる。甲殻類などに含まれるキチン・キトサンを独自製法で再生した繊維「クラビオン」などの採用が進んでいる。

 顧客の一部はインナーから、レッグウエアやホームウエアなどに採用アイテムを広げつつある。そのため今年は、新規顧客の開拓と、アイテムの幅出しに力を入れていく。

 同社は、日本から輸入した機能レーヨンわたを、現地の協力工場で不織布や糸、生地などに加工し、フェースマスクとアパレル向けに内販している。