台湾・繊維イノベーション2(下)/代官山でも販売へ

2020年01月31日(Fri曜日) 午後4時46分

 ウィビズムは良質な台湾の機能性素材を利用した衣料を、値頃感のある価格で提供しているのが売りだ。商品製造には和明紡織の生産ラインだけでなく、台湾の繊維産業クラスターを生かしている。同社の陳璽年氏は、「われわれの商品の生地は全て台湾製。製造も台湾で行っている。今後もメード・イン・タイワンを目指している」と語った。

 ウィビズムは現在、台北市と台中市に1店ずつ直営店を設けるほか、台北市3カ所、高雄市1カ所の代理販売店に商品を置く。台南市にある和明紡織の観光工場でも商品を販売している。ネット通販(EC)では、自社サイトと台湾のハンドメード商品専門のECサイト「ピンコイ」でも扱う。

 日本では2018年4月、福岡市の2カ所で代理販売が始まったほか、20年2月末から東京・代官山の店舗が代理販売を行う予定だ。福岡での代理販売は、台湾に旅行に来た日本人客が、ウィビズムの商品を気に入り、知り合いに紹介したのがきっかけ。

 代官山での販売は、東京のアパレル見本市に出展した際に知り合ったバイヤーを通じて決まった。

 海外では香港や中国、米ニューヨーク、オーストリアのウィーンでも代理店を通じて商品を販売する。

 陳氏は、「台湾の繊維産業メーカーが生き残るには、川上の技術力、デザイン力を付けるしかない。ウィビズムの海外販売を拡大したい。まずは米国市場に挑戦したい」と、情熱を語った。〔NNA〕

(おわり)