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新型肺炎で商社/状況見極め逐次対応/中国への渡航は原則全面禁止

2020年02月06日(Thu曜日) 午後3時33分

 新型コロナウイルスによる肺炎感染者が広がる中、OEMビジネスを軸に海外展開を加速する商社にも、難度の高いかじ取りが迫られている。「渡航禁止が続くと商売に大きな支障をきたす」との声も出る。各社の対策はいずれも現時点での措置であり、「日々の情報によって対応を変えていく」(各社)方針だ。

 蝶理は9日まで、日本から香港、マカオを含む中国全土への出張を原則禁止とした。9日以降も不要不急の案件は出張を禁ずる。現時点でせきや発熱などの症状が出ている社員に対しては、他国への入国の際に隔離される恐れがあるため、海外出張全般を不可としている。

 また中国の全拠点を9日まで休業とした。中国国内の出張については湖北省へは禁止とし、他省市へも9日までは禁じた。中国拠点への支援として、マスク、消毒液、ハンドソープなどの送付の手配を進めている。

 ヤギは香港を含む中国への出張は原則を禁止とした上で、一時帰国者の中国への再入国も原則禁じた。出張禁止地域から帰国した社員については、帰国後14日間は自宅で業務をこなし、感染していないことが確認できた後、出社可とする措置を講じた。中国にいるスタッフについては9日まで自宅待機。

 日鉄物産は外務省の指示を受けて湖北省への渡航を禁止にしている。日本国内に勤務する社員、日本に一時帰国中か第三国で休暇中の海外駐在員は9日まで香港を除く中国への渡航を禁じた。

 スタイレムは中国への出張を2月末まで原則禁止にした。中国から日本に一時帰国した駐在員の中国への再入国については、法人が営業を再開する10日から現地出社の予定。現在中国にいるナショナルスタッフは、春節明けに帰郷先からの移動が不可能な場合は自宅待機とする。