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旭化成アドバンス/繊維資材を拡大/「エコセンサー」を外―外に

2020年02月20日(Thu曜日) 午前11時53分

 旭化成アドバンスは中期計画の2年目を迎える2020年度、繊維資材事業の拡大を計画するとともに、環境配慮型のプロモート素材「エコセンサー」の市場浸透に力を入れる。エコセンサーを外―外ビジネスの拡大にも活用したい考えで、外注する海外染色拠点にエコに関する認証取得を促しエコセンサーの量産を目指す。

 同社は昨年4月から新しい中期3カ年計画をスタートさせており、サステイナブル(持続可能な)、メディカル・ヘルスケア、海外衣料、自動車などを重点領域に位置付けている。

 繊維資材事業では19年度、耐炎繊維「ラスタン」や立体編み物「フュージョン」の販売が好調に推移。2次製品事業にも乗り出しており、フュージョンによるベッドパッド「ラクスリープ」、スパンボンドによる高機能印刷用紙「ペクトリー」の販売を立ち上げた。

 エアバッグ関連事業では、新型肺炎による影響をミニマイズするため、包材の生産を中国からタイにシフト。3月からは新たにベトナムでエアバッグ縫製事業をスタートさせる。

 車両資材での取り組みを統合・強化していくため昨年4月、車両資材課を部に昇格。グループ内で原糸、基布、包材、クッションを一貫して展開できる強みを発揮させ、エアバッグ事業でのグローバルな拡大戦略と取り組む。

 衣料向けでは、20秋冬からアウター向けで、21春夏からスポーツ向けでそれぞれエコセンサーの本格販売を立ち上げ、インナーなどへも用途を広げる。

 外―外のビジネス拡大にも意欲を示している。現状は中国やタイの外注拠点で生産する汎用品を中心とするスポーツ織物を欧米に輸出する取り組みを進めている。この商流にエコセンサーを導入、エコへの関心を強める欧米スポーツ・アウトドア系を中心とする顧客に売り込んでいく。