台湾/鴻海傘下の鴻騰が新北でマスク生産へ

2020年02月21日(Fri曜日) 午後4時39分

 EMS(電子機器の受託製造サービス)世界最大手の鴻海精密工業傘下で、コネクター・ケーブルメーカーの鴻騰六零八八精密科技(FIT)は、3月から新北市でマスクの生産を行う見通しだ。18日付台湾各紙が伝えた。

 新北市政府経済発展局(経発局)の何怡明局長が17日明らかにした。

 新北市土城区に工場を設け、生産ライン10本を設置する。日産能力は100万枚で、2月末の完工、3月初旬の量産開始を目指す。新北市政府によると、鴻海は今月5日の新北市政府との話し合いを経て、鴻騰の名義でマスク工場の設立を申請した。

 鴻海は、台湾でマスクを生産する計画は確かにあるとした上で、既に関連設備や原材料のメーカーと接触済みと明らかにした。

〈独自の供給計画も〉

 新北市政府によると、鴻海は初期生産分のマスクを運転士や幼稚園教諭などに優先供給する考えという。政府の供給規制が終了してからは、グループ従業員にも供給する方針。

 経済部工業局は「政府が買い上げるマスクは、医療用の基準を満たす必要がある」と答えるにとどめた。

 台湾政府は1月31日から、台湾マスクメーカーが生産するマスクを全てメーカーから買い上げ、販売店(現在は特約薬局と衛生所)に供給している。マスクの横流しを防ぐため、工場に人員を派遣して出荷を監視しているとされる。

〔NNA〕