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シキボウ/リネンでインドネシア活用/新型コロナ拡大で提案強化

2020年02月26日(Wed曜日) 午前11時43分

 シキボウのリネン資材課は、中国湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスの感染が拡大する中、インドネシアの生産拠点を活用した供給提案に力を入れる。衛生加工に対する引き合いも強まっていると言う。

 国内のリネンサプライは中国生産比率が高い。新型コロナ拡大の影響で春節(旧正月)休暇後も操業を見合わせる工場が多く、操業再開後も稼働率が上がらず、生産・調達の一部に支障が出ている。同社も中国の協力織物工場や同社グループの湖州敷島福紡織品(浙江省)による組み立てが軸だが、インドネシアの子会社で紡織加工を手掛けるメルテックスも活用して拡販を図る。ただメルテックスではホテル向けで求められる300㌢の広幅やプリントに対応できないため、協力工場などとの連携も視野に入れる。

 さらに新型コロナの国内拡大を受けて衛生加工のニーズが高まりつつあり、制菌加工「ノモスEX」などを訴求する。ノモスEXはSEK制菌加工マーク認定を取得し、工業洗濯100回後も効果を持続する。

 同課のリネンサプライ向けは病院が8割、ホテルが2割を占める。2018年4月に、繊維部門営業第二部に同課を設け、既存の病院向けリネンに加えて、ホテル向けの拡販を進めてきた。ホテル向けでは20年3月期に、洗濯耐久性の高い顔料プリント「アペニノ」が、リネン製品商社の浴衣用途で採用が広がっており、前期比20%増収で推移している。