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モリリン/非フッ素撥水加工本格展開/3月には新規事業室発足

2020年02月27日(Thu曜日) 午前11時56分

 モリリンは、非フッ素の撥水(はっすい)加工「ブルー・ロジ」の国内展開を本格化する。3月1日に新規事業室を立ち上げ、同加工を開発した韓国ベンチャー企業のTFJ・グローバルと共同で顧客開拓を進める。ファッションを中心に、ワークウエアやメディカル、資材用途にも広げる。

 ブルー・ロジは、天然由来の薬剤を使うことで、非フッ素でありながら高い撥水性(綿100%生地で30洗後4級)を実現した加工。天然繊維から合成繊維まで幅広く応用できる。繊維製品の安全・安心認証「エコテックススタンダード100クラス1」を取得しているほか、ソフトな風合いや洗濯耐久性も持つ。

 大きな特徴の一つは生地だけでなく、製品での加工が可能なこと。カシミヤのセーターやジーンズに加工でき、幅広い分野への浸透に期待をかける。撥油(はつゆ)加工も開発中。ファッションだけでなく多用途展開を図る方針で、ユニフォーム関連やスニーカー、雑貨などへの打ち出しも強める。

 国内の展示会で先行披露したところ顧客の評判は高く、販売拡大に手応えを示す。ファッションアパレル事業本部オレフグループ内に新規事業室を発足(専任の営業担当者2人でスタート)し、「中価格帯から高価格帯のゾーンで積極的に訴求する。将来は欧米市場への進出」(土屋英樹常務)も狙う。

 2019年12月末にTFJ・グローバルに出資しており、共同で販促に取り組む。TFJ・グローバルは加工能力を生地で月産80万¥文字(G0-9396)、製品で14万枚体制に増強し、陳宜奎CEOは「2020年の売上高は19年の約3倍となる250億ウォンに高める」と意気込む。