アパレルのボッシーニ/台湾全店を閉鎖
2020年03月06日(Fri曜日) 午前11時34分
香港のカジュアル衣料販売企業ボッシーニ・インターナショナル・ホールディングス(堡獅龍国際集団)は2日、台湾で展開する小売店の51店全てを7月末までに閉鎖すると発表した。台湾事業は赤字が続いており、今後も改善が見込めないと判断した。
台湾事業は1992年に開始。中華圏でのブランド向上などを狙った動きだったが、近年は販売が伸び悩み、2005~06年度以降は赤字が続いていた。店舗閉鎖に伴う費用は2千万香港ドルになるとみている。
ボッシーニが2月に発表した19年12月の中間決算は、純損益が9368万香港ドルの赤字、売上高は前年同期比20・1%減の6億9941万香港ドルだった。このうち台湾事業の売り上げは4%減の7500万香港ドルで、300万香港ドルの営業損失を計上した。
ボッシーニは昨年末時点で世界30カ国・地域に計1061店を展開。台湾店舗は19年下半期(7~12月)に6店減らしていた。
〔NNA〕