台湾・力鵬/インドネシア品で日本再開拓/アウトドア、制服、ホームに焦点

2020年03月09日(Mon曜日) 午後4時13分

 【台北=岩下祐一】力麗グループで、ナイロンとポリエステルを使った長繊維織・編み物とナイロンチップを生産する力鵬は、インドネシアの自社工場で生産する生地を武器に、約10年ぶりに日本顧客の開拓を強化する。強みのアウトドア・スポーツ、オフィスユニフォーム、ホームテキスタイル向けの3分野に重点を置いていく。

 同社は2017年、インドネシア・ジャワ州プルワカルタ県に、生地と染色加工の一貫工場(PT・インドネシア リボロン ファイバー システム)を設けた。今年からフル生産を始め、染色加工ベースでの月産能力は300万¥文字(G0-9396)になった。

 生地の生産設備は現在、織機380台、編み機90台だが、年内に編み機を50台増やす。年末の月産能力は400~500万¥文字(G0-9396)になるもようだ。

 こうしたタイミングで、「(経済協力協定で)関税フリーのメリットが生かせる日本向けを強化する」と蘇彦銘 生地事業本部長は話す。日本のファッションやホームテキスタイルの大手SPAや、ユニフォームに強い商社などとの取り組みを拡大する。

 この10年は、欧米向けのボリュームゾーンの顧客開拓に集中してきた。現在の売上高の国・地域別構成比は欧州6、米国3、日本1。今年は欧米向けの販売も伸ばすが、日本向けの割合がやや増える見通しだ。