台湾/2月のマスク輸出量1千万枚超、N95も

2020年03月10日(Tue曜日) 午前11時21分

 台湾財政部関務署(財務省税関局)によると、台湾から2月に輸出したN95マスク(飛沫感染を防ぐ微粒子用マスク)は38万3千枚、その他のマスク輸出量は1074万9千枚だった。台湾政府は現在、不織布マスクの輸出を禁止しているが、今回のマスクは既に出荷準備を終えていたことなどから規制を受けなかった。「中央通信社」などが伝えた。

 新型コロナウイルスによる感染症の拡大を受け、貿易統計のうち防疫用品の部分のみを前倒しで発表した。

 N95マスク以外の輸出は、主に日本向けの花粉用マスクだった。防疫効果は低く、日本から原材料を輸入し、台湾で生産している製品で、政府は今回の輸出規制の範囲には当たらないと説明した。輸出分のうち800万枚以上が、1月24日時点で既に出荷準備を終えていたことも加味したという。

 N95マスクの主な仕向地先は英国で、30・3%を占めた。以下はアルゼンチン(26・1%)、ドイツ(22・7%)と続いた。経済部は輸出禁止令の発表前に出荷準備が行われたことなどから、輸出を許可したと説明した。

 台湾政府は1月24日から、域内への安定供給を目的に、外科医用マスクやN95マスクをはじめとする不織布製マスクの輸出を禁止している。

〈輸入量は5割減〉

 2月のマスクの輸入量(N95マスクを除く)は前月比49・4%減の2353万5千枚だった。中国からの供給減が原因。

 一方、N95マスクの輸入量は前月比約3倍の136万6千枚。輸入元は米国が最多。N95マスクの1~2月の累計は前年同期比約2・5倍となった。〔NNA〕