靴下の伝道者たち②

2020年03月11日(Wed曜日)

悩みに寄り添う接客を実現

そごう横浜店 長谷部 杏子さん

 ――靴下ソムリエの資格を取ろうとしたきっかけは。

 婦人靴の販売を担当しているのですが、売り場改装の際に専門販売員強化の話が持ち上がりました。靴下ソムリエのことは知りませんでしたが、当時の上司にそのような資格があることを聞き、お客さまにプラスアルファのサービスができるのではないかと考えたことがきっかけの一つになりました。

 受験したのは2017年に行われた試験です。何人かと一緒に挑戦しました。テキストを繰り返し読み込むなど、しっかり勉強したつもりでいたのですが、試験は本当に難しかったです。自己採点の結果では受かっていなかったので、合格を知った時は本当にうれしく思いました。

  ――資格はどのような場面で役立っていますか。

 お客さまが持っている悩みに寄り添う会話ができるようになりました。例えばですが、靴が緩いと話されるお客さまに対して中敷きで調整してもらうことが多いのですが、私は厚くクッション性のある靴下もお薦めしています。試しにはいてもらうと、靴がぴったりとフィットしてすごく喜ばれます。

 そごう横浜店には上級シューフィッターが在籍し、靴やブーツを紹介するイベントを開催しています。その時に靴やブーツとコーディネートできる靴下の提案を行ったこともあります。これからは洋服のスタイリングに合った靴下の提案もしてみたいです。靴下は付属的なアイテムですが、ファッションの主役になってもいいのではないでしょうか。

  ――資格を取って良かったですね。受験を検討している人に助言は。

 まず私にとって一番大きかったのは、靴とストッキング、靴下、フットカバーなど、足元のおしゃれをトータルで説明できるようになったことだと思っています。自分自身が靴や靴下を購入する時もいろいろ見るようになりました。お客さまとの会話がどんどん広がっていくので、靴や靴下の販売担当者だけでなく、洋服やアクセサリー売り場の販売担当者にもお勧めです。

 (毎週水曜日に掲載)