台湾・福懋興業/今年は生産量1割増へ/リサイクルポリ織物が好調

2020年03月11日(Wed曜日) 午前11時19分

 【台北=岩下祐一】台湾塑膠工業(台湾プラスチック)傘下で、合繊織物メーカー最大手の福懋興業(フォルモサ・タフタ)の2019年1~12月売上高は、前年に比べ10%増えた。欧米系メガスポーツブランド向けが好調で、大手アウトドア向けも健闘した。生地は、リサイクルポリエステル使いが強い引き合いを受けた。

 19年の生産量は、約2億5千万ヤード超。今年は2億7千万~8千万ヤードを目標に据える。国・地域別構成比は、ベトナム4、台湾4、中国2になるもよう。

 19年は好調なリサイクルポリエステル使いに加え、リサイクルナイロンへのニーズも増えた。ただリサイクルナイロンは供給量が限られるため、現在はアディダスとパタゴニアの2社に独占的に提供している。「特に廃棄漁網由来のものを求める顧客が増えている。供給量を少しずつ増やし、対応していきたい」と李敏章総経理は話す。

 大手SPAがメイン顧客の日本向け売上高は19年、微減した。今年は新製品の提案を強め、売り上げを維持していく。