台湾・台元紡織/ベトナム生産能力を倍増へ/第2工場を昨年着工

2020年03月13日(Fri曜日) 午前11時31分

 【台北=岩下祐一】大手デニムメーカー、台元紡織は日本向けがメインのベトナム工場の生産能力を倍増する。同国で第2工場を昨年着工した。ストレッチ性が高く、軽くて薄いデニムを強みに、シェア拡大を図っていく。

 第2工場の立地は、15年に開業したハノイ市の第1工場と同じ敷地内で隣になる。第1工場の月産能力は紡績糸が3千コリ、デニム地が200万ヤードだが、第2、第3工場を今後立ち上げ、それぞれ倍増する計画を持つ。自由貿易協定(FTA)を活用した価格競争力のある機能性デニムを武器に、日本向けなどを拡大していく。

 同社は、合繊や精製セルロース繊維「テンセル」と綿の混紡糸を使った、軽量・薄地のストレッチ性の高いデニムを得意とする。

 生産拠点は、ベトナムのほか、中国・山東(ニットデニムとデニム生産、縫製)、台湾・新竹(紡績、デニム、ニットデニム生産、染色加工)、南アフリカ(編み立て、ニット製品の縫製)にある。デニム地の月産能力は、計550万ヤード。

 ベトナムで生産したデニムは日本向けがメインで、中国では欧米と日本、台湾は欧米、南アフリカは米国向けを手掛けている。

 商品別売り上げ比率は、デニム60%、後染め織物25%、ニットデニム15%。