台湾ニッター・綿春繊維工業/ベトナムの生産能力拡大へ/22年に月産700万ヤード

2020年03月24日(Tue曜日) 午後1時25分

 【台北=岩下祐一】台湾のニッター、綿春繊維工業がベトナム工場の生産能力を拡大する。現在染色加工ベースで月産420万ヤードの能力を、2020年に700万ヤードにする。同国の既存工場はフル稼働に近い状況が続いている。

 同社は台湾・桃園市の工場で編み立てと染色加工(月産能力500万ヤード)、ベトナム・ドンナイ省で編み立てからプリント、染色加工を行っている。ドンナイ省で染色加工の新工場を建設中で、21年に稼働を始める。これにより、ベトナムの月産能力は現在の420万ヤードから、21年660万ヤード、22年700万ヤードに拡大する。

 ベトナムの既存工場は、欧州のメガスポーツブランド向けをメインに生産している。新工場では、同ブランド以外の欧州ブランドや日本の顧客をターゲットにしていく。

 ベトナムではここ数年、縫製工場の進出が続き、同社が手掛ける丸編みや経編み生地のニーズも拡大している。こうした追い風を受け、既存工場では95%前後の稼働率が続いている。

 台湾工場は現行の生産能力を維持していく。ジャカード編みなど生産難度の高い生地は現在、台湾での生産が中心だが、ベトナム生産も徐々に高度化を進めていく。