「アイシクル」・葉寿増CEO/消費回復が最大の課題/「新型コロナ」の影響を聞く

2020年03月25日(Wed曜日) 午後1時30分

 【上海支局】新型コロナウイルスの影響の長期化が懸念される中、上海之禾時尚実業〈集団〉は高級レディースブランド「アイシクル」の国内でのネット通販強化と、海外展開の加速に取り組む。葉寿増CEOに、新型コロナの影響や現在の課題について聞いた。

  ――新型コロナの感染拡大で、ブランド各社が大きな打撃を受けています。事業再開の現状は。

 順調に再開しています。従業員の職場復帰も進み、運営は正常化に向かっています。

  ――“直播(ライブ動画配信)”を使ったネット通販の拡大に各社が取り組んでいますね。

 当社も直播などのネット通販に取り組み、成果を上げています。

  ――中国国内では感染が抑えられる一方、イタリアなど海外での拡大が深刻化しています。貴社はイタリアや日本製の生地を採用していますが、生産への影響は。

 今のところ影響はありませんが、心配しています。海外の取り組み先とは密に連絡を取っています。イタリアの工場に先日、マスクなどを送りました。

  ――現在の最大の課題は。

 落ち込んでいる消費マインドの回復です。

  ――ところで、2019年の業績はいかがでしたか。

 前年に比べ19%の増収でした。大型の総合店やメンズ専門店を増やしたほか、ネット通販の売り上げも拡大しました。

  ――19年9月には、フランス・パリにアイシクルの海外1号店を開きました。

 この半年間の運営は順調です。同国の顧客や業界関係者から好評を得ています。

  ――18年10月に買収した仏ブランド「カルヴェン」の現状は。

 上海と成都、深センに各1店出店しました。今後2、3年で30~50店を中国で出店します。

  ――新型コロナの影響が長引きそうですが、20年の計画は。

 国内でネット通販を強めていくとともに、海外展開を加速します。