台湾・尚益染整加工/日本向け生地販売を拡大/19年売上高は26%増

2020年03月26日(Thu曜日) 午後4時1分

 【台北=岩下祐一】台湾の染色加工大手、尚益染整加工が、ポリエステルやナイロンを使った織物や編み物の日本向け販売を順調に拡大している。日本向けの2019年売上高は、前年に比べ26%増えた。大手スポーツやアウトドアブランドの顧客へのパンツ地の販売が伸びた。

 日本で開かれる「パンテキスタイルフェア大阪」などに出展し、17年から日本市場の開拓を強めてきた。超撥水(はっすい)SEKマークを取得した防菌防臭加工などの高次加工を軸にした提案が、この1、2年で実っている。

 19年は欧州向けも伸ばしたが、売り上げの8割を占める米国向けは1割減収となった。アウトドアブランドの大口顧客への販売が、リサイクルナイロン素材の供給不足の影響を受けて減ったことが響いた。

 この結果、19年業績は売上高が横ばい、粗利益は10%増となった。20年も日本向けは1割強の増収を目指していたが、新型コロナウイルスの感染拡大により、先行きが見通せなくなっている。

 同社は台湾・桃園市に「ブルーサイン」認証を取得した自社工場を持つ。織布、編み立てから染色加工を手掛け、染色加工ベースでの月産能力は400万ヤード。