台湾・順元紡織/ベトナムでニット生地生産へ/新型コロナで開業延期

2020年03月27日(Fri曜日) 午後4時22分

 【台北=岩下祐一】台湾のニット製生地のコンバーター、順元紡織は、ベトナムの新工場で合繊短繊維を使ったニット製生地を中心に生産していく。今月末に開業を予定していたが、新型コロナウイルス流行の収束後まで延期する。

 新工場は、台湾の染色加工メーカー、連大興との合弁で設立。編み立てと染色を展開し、染色加工ベースの月産能力は当初30万キロで、その後徐々に拡大し、最終的には60万~90万キロにする計画。日本の商社やブランド、米国のメガスポーツブランド向けを手掛けていく。

 台湾のベトナム工場は合繊長繊維の生地を生産するところが多いことから、差別化のため合繊短繊維の生地を主力に据える。短繊維が7割、長繊維が3割になる予定。

 同社は、欧米のメガスポーツブランドを主力顧客とし、ニット製生地を中心に布帛やトリコット生地を手掛けている。トリコットは台中の自社工場、ニットと布帛製生地は協力工場で生産、染色加工も外注している。台中工場の月産能力は30万~40万キロ。

 顧客の国・地域別売り上げは米国が7割、欧州、日本、その他が各1割。アイテム別はニットが8割、布帛、トリコットが各1割。