台湾のデニム大手・達歩施/ASEANで縫製能力拡大へ/「ニットデニム」の一貫体制強化

2020年04月03日(Fri曜日) 午後1時23分

 台湾のデニムメーカー、達歩施は、主力のデニム調ニット製生地「ニットデニム」を使った製品の一貫生産体制を強化する。既に縫製を手掛けるベトナム以外のASEAN地域の国に、縫製工場を設ける。これにより、ニットデニムの今後の需要拡大に対応していく。(台北で、岩下祐一)

 同社は紡績から糸の染色、織布・編み立て、縫製、製品洗いまで一貫で手掛けている。中国・広東省にデニムとニットデニムの一貫工場、ベトナムに縫製と製品洗いの工場を持つ。広東工場の年産能力は生地700万ヤード、製品250万着、ベトナム工場は250万着。

 先進国を中心に高齢化が進む中、デニムからストレッチ性が高くはきやすいニットデニムへのシフトが加速すると、同社ではみている。台湾の売り上げ構成比は、ニットデニムがデニムを既に上回っている。

 同社の販売は欧米、日本、台湾向けが中心で、欧米は大手カジュアルブランド、日本向けはジーンズブランドのOEMが主力。台湾では「エドウイン」をライセンス展開するグループ会社向けがメインだ。

 2016年から日本市場の開拓を強化している。百貨店アパレルなど、高級ブランドとの取り組みが進んでいる。