インド衣料品業界/全土封鎖で1兆ルピーの打撃

2020年04月07日(Tue曜日) 午後1時26分

 インドの衣料品業界は、新型コロナウイルス対策の全土封鎖で1兆ルピー(約1兆4300億円)相当の打撃を受ける見通しだ。「エコノミック・タイムズ(電子版)」がこのほど伝えた。

 インド衣料製造業者協会(CMAI)が、加盟する1500社への調査を基に試算した。調査では、全土封鎖後、衣料品の需要が40%余り減少したという。インドの衣料品業界の90%前後は中小零細企業が占める。雇用についてCMAIは、衣料品業界だけで500万人、繊維業界を含めれば1千万人が失職しかねないと指摘する。

 業界への打撃は封鎖期間中だけにとどまらない。解除後は景気の大幅な冷え込みが予想されており、売掛金の回収にも支障が出るとみられるためだ。運転資金が不足すれば、工場の再開は遅れる。市場が正常化する時期について、調査では75%の企業が「2021/22年度(21年4月~22年3月)」と回答。20%は廃業を検討する可能性があると答えた。

〔NNA〕